レアブック コレクション 2008

会 場: LOGOS GALLERY ロゴスギャラリー
渋谷パルコ パート1 / B1
期 間:

2009年10月14日(水)−2009年10月27日(火)

※会期中無休

10:00am - 9:00pm

※最終日は5:00pmにて終了

入場料: 無料
お問合せ: 03-3496-1287(ロゴスギャラリー)
『第25回クラクフ国際ショートフィルム・フェスティヴァル』1988年

展示会内容

ロゴスギャラリー恒例の「フランス映画オリジナルポスター展」に、今回はその他のヨーロッパ各国のオリジナル映画ポスターを加えパワーアップ、「ヨーロッパ映画オリジナルポスター展」として開催します。ポスターのセレクション基準は、イタリア映画はイタリアポスターで、スペイン映画はスペインポスターで、というふうに映画製作国のオリジナルポスターになっています。 映画のポスターを国別に見ると、デザイン、色彩、サイズ、紙質などが異なり、それぞれのお国柄まで感じられます。本展覧会では誰でも知っている名作、話題作から、映画ファンに支持される文芸作やマニアックな作品まで、多くのオリジナルポスターを取り揃えましたので、その質感や風合いをぜひ実際に見てお確かめください。
合わせて、映画宣伝資材であるプレスブックやスティール写真、カンヌ映画祭で関係者に配られるオフィシャルバッグなど、レアな映画関連グッズも展示販売いたします。
また同時開催の特別展として、1940〜50年代のアメリカで黄金期を迎え、現在も人気のコスチュームジュエリー(貴石を用いないアクセサリー)を、ブランドのショートヒストリーを交えながら、現在の市場流通価格よりお手頃なお値段でご紹介します。普段使いできる価格帯でありながら、セレブにも愛される優美なデザインの魅力をご堪能ください。

ヨーロッパ映画オリジナル・ポスター展

大衆芸術である映画のポスターは国によって、デザイン、色彩、サイズ、紙質などあらゆる点が異なり、それぞれの国民性まで感じられます。イタリアの派手な色使いや激しい筆使いのイラストに飾られた看板絵のようなポスターからは、南国的な陽気さや人懐こさと共に、極端な過剰さも感じられます。ドイツポスターの描かれた後に一度ヴェールをかけたような曖昧な色彩感は、霧に包まれたドイツの深い森を思い出させ、文字だけでデザインされたポスターからは哲学的な思慮深さが窺えます。ポーランドポスターの過激な前衛性や演劇性は、長い抑圧の歴史から生まれた想像力の爆発によるものかと思えてきます。フランスポスターは様々な試みをデザインに持ち込み、大衆的な映画ポスターにもアートとエスプリの国の矜持が感じられます。
しかしそうした印象は、実物を見ないとわかりません。オリジナルポスターだけが持つ質感や風合いは、本や写真からは伝わらないのです。ヨーロッパ各国の映画オリジナルポスターを集めたこの機会に、ぜひご確認ください。

映画ポスターの、上映時の使命とアートとしての評価
映画ポスターには、一枚の限られた紙面の中に映画の内容を凝縮させ、大衆の興味を喚起して、映画館に呼び寄せるという使命があります。しかし、マスメディアの発達によって、ポスターによる大量動員力が低下してくると、今度はそのポスター自身の持つアート性や、稀少性が大きく評価されるようになりました。そして、ノスタルジーに駆られたごく一部の人々の気紛れの対象としてだけでなく、多くの人々の関心を集め、コレクターズアイテムとして一つのマーッケットを確立しています。
映画ポスターが惹きつける魅力―――稀少性とアート性
映画ポスターは、そもそも広告宣伝ツールの一つであり、上映が終われば破棄される、または破棄することを強要されることが通例でした。映画館に貼られる程度の枚数しか作られていないので、現存するポスター数は決して多いとは言えません。  またそれらに関するデータが残されているものでもありません。幻のポスターと伝えられているものや世界に1点しかないものがあったり、今でも新しい発見があったりと、映画ポスターにまつわる物語が尽きない理由もそのあたりにあり、それだけに熱狂的コレクターを育んできたともいえるでしょう。また、コレクターによる蒐集のみならず、アートやインテリアグッズとしてポスターそのものを純粋に楽しめるのも映画ポスターの魅力です。
フランス
しのび逢い 1953年
ルネ・クレマン監督
フランス
ベベ・ドンジュの真相 1951年
アンリ・ドコワン監督
フランス
砂の女 1964年
勅使河原宏監督
フランス
『恋人のいる時間』 1964年
ジャン・リュック・ゴダール監督
スペイン
エル・スール 1982年
ヴィクトル・エリセ監督
ドイツ
ベルリン・天使の詩 1987年
ヴィム・ヴェンダース監督
スウェーデン
野いちご 1957年
イングマル・ベルイマン監督
イタリア
ヨーロッパ一九五一年 1952年
ロベルト・ロッセリーニ監督

ポスターの“オリジナル”とコンディション

本展の“オリジナル”とは、“初上映時に製作された初版刷りのもの”という意味であり、リバイバル上映時のものや販売用のリプロダクションは対象としていません。また、映画ポスターの場合、実際に使用されていたものも多くあり、また保存管理が徹底されていなかったので、そのコンディションは様々であり、それが価格にも反映されています。
映画ポスター市場を動かしているのは、ほとんどがオリジナルポスターです。一般にオリジナルが最もその映画が作られた時代の雰囲気を持ち、ポスター自体も映画への期待から情熱をかけて製作されているからです。オリジナルポスターは年々希少になってきているので、コレクターのボルテージはますます上がるばかりです。
本展のポスターは、特に記載のない限りすべてオリジナルです。

魅惑のヴィンテージ・コスチュームジュエリー

ケネス・ジェイ・レーン
トリファリ
ワイス

ここでのコスチュームジュエリーとは、ダイヤモンドやサファイヤなどの貴石が使用されていないものを指します。

かつてのジュエリーは高価な貴石や貴金属で作られ、それを手に出来るのは一部の裕福な人々だけでした。本物一辺倒だった時代に風穴を開けた一人がシャネルです。現在もシャネルスタイルにはかかせない模造パールを何連にも重ねたネックレス等を発表しモードに多大な影響を与えました。本物の代用品という消極的な存在ではなく、フェイクとしてのコスチュームジュエリー自体の気軽さ、楽しさ、ファッション性が、貧富の差なく多くの女性たちに受け入れられるようになったのです。

コスチュームジュエリーは1940〜50年代のアメリカで黄金期を迎え、現在でも人気のあるたくさんのブランドが誕生します。 その時代のハリウッドの銀幕のスターや広告のモデルは必ずといっていいほど、素敵なネックレス、イヤリング、ブローチをつけています。永遠のセレブにして当時のファッションリーダー、ケネディー大統領夫人ジャクリーンも、コスチュームジュエリーを愛用し、彼女の遺品がサザビーズのオークションに出品された際、大統領夫人当時に身に着けていたフェイクパールのネックレスなどが、本物の宝石以上の値段で落札され世間を驚かせました。

ファッションの移り変わりともに多くのブランドが営業を終了しましたが、その輝きは今でも失われていません。

サインドコスチュームジュエリー(Signed Costume Jewelry)について
サインドコスチュームジュエリーとは、ブランドや企業のロゴマークが入ったアクセサリーの事です。
海外では研究書や参考書が数多く出版され、この分野の熱心なコレクターも多く、現在でも高額で売買されている品物がたくさんあります。 とは言っても、気軽に普段使いできる価格帯のものがほとんどですから、人とは違うテイストを日々の装いに取り入れたい方には特にお勧めします。
今回は今でも人気の様々なブランドのコスチュームジュエリーを、ブランドのショートヒストリーを交えながら、現在の市場流通価格よりお手頃なお値段でご紹介します。
主なブランド紹介

ケネス・ジェイ・レーン
ケネス・ジェイ・レーンのデザインキャリアはシューズデザイナーから始まり、靴のバックル等を手がけるうちにイヤリングのデザインもスタートし、1963年にブランドを立ち上げる。その後瞬く間に、エレガントで決して流行遅れにならない彼のデザインは、世界中のセレブに支持されるようになり、「Jeweler to the World's Most Admired Women(世界中のハイクラスな女性のためのジュエラー)」と呼ばれる。現在も質の高いハイセンスな作品を作り出している。

トリファリ
1918年Gustabo Trifari氏により創業、1930年に高級有名宝飾店ヴァンクリーフやカルティエで活躍したAlfred Philippe氏をヘッドデザイナーとして迎え入れ、クオリティーの高い作品を生み出し、アメリカでも有数のメーカーに成長した。優美な曲線を多用し、上品でエレガントなデザインは現在でも多くのファンを魅了。

ワイス
Albert Weissは1942年にWeiss CompanyをNYで創業。ラインストーンのクオリティーを重視、最高級のオーストリア製ラインストーンを使い、ハイクオリティな作品で常に時代をリードするトレンドセッターとして、コスチュームジュエリーの輝かしい黄金時代を築き上げた。最盛期は1950-60年代で、Albertの引退後息子Michaelが後を引き継いだが、1971年にクローズ。