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PARCO MUSEUM
展示会内容 会場風景
展覧会内容
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● これまでの巡回展
CWC Gallery in May-June 2003
Transport Gallery, Los Angeles CA / January 2004
Punch Gallery, San Francisco, CA / April 2004
Zeitgeist Gallery, Cambridge, MA / July 2004
Stay Gold Gallery, Brooklyn, NY / August 2004
Studio Fly, Charleston, SC / October 2004
Provisions Library, Washington DC / October-December 2004
Artist Base Klink, Reykjavik, Iceland / April 2005
Leoncavallo, Milan, Italy / May 2005
Warp Japan
●キュレーター
JOHN CARR(NYC / Los Angeles, CA)JOHN CARR(NYC / Los Angeles, CA)
1990年よりアートディレクター兼グラフィックアーティストとして、様々なアートディレクション、デザイン、イラストレーションや、ニューメディア関係の仕事に携わる。彼のユーモアに富んだフォトモンタージュやイラストは、NationやInternazionaleなどの雑誌やオルタナ系フリーペーパー、もしくは彼が時折企画する政治デモなどで見ることができる。
Bruce SpringsteenやWu Tang Clanなどのアルバムデザインなどの音楽関係をはじめ、書籍、雑誌関係の他、インターナショナルに展覧会を開催している。世界中を巡回中であるYo! What Happened to Peace?展(本展)のキューレーターとしても知られ、また、アートと政治運動の融合を目指すストリーミングサイトkonscious.com(若いアーティストのネットワーキングや、育成を目的としたメディアネットワークで、オンラインでの番組放送の他、マンハッタンのテレビ局でKonsciousTVとして地上波でもオンエアしている)の創立者でもある。その他、ロスアンゼルスのダウンタウンにある、Transport Galleryのオーガナイザーでもありキュレーターとしても活躍している。またTrueMarjority.orgやウイルス的に全米に広まったSpankBush.comなど、数々の非営利団体のクリエイティブディレクションも手がけている。
■ 主な参加アーティストのプロフィール

ROBBIE CONAL (Los Angeles, CA)
ニューヨークアート界の異端児として育ち、60年代のヒッピー全盛期をサンフランシスコで過ごす。その後スタンフォード大学を経て、政治と権力、その両方の乱用をテーマとしたアートを創りはじめる。既存のアート界内では活動の幅が狭められると感じ、自らストリートに作品のポスターを貼り続けて今に至る。曰く、「毎朝の出勤途中、人々が僕の仕掛けたちょっとした“infotainment”をきっかけに僕が考える大切な問題について一緒に考えてくれたら、それで僕は満足なんだ。」

ERIC DROOKER (Berkeley, CA)
ストリートポスター界のベテランである彼の作品は、今までに大手文芸誌The New Yorker、The Village Voice、The Progressiveの表紙やバンドRage Against the Machineのアルバムカバーなどで発表されている。作家でもある彼の著書にはFlood! A Novel in Picturesやビートニク派の巨頭Allen Ginsbergと共著した Illuminated Poems、Street Posters and Balladsなどがある。各地の大学や文化館に講師として招かれることも多い。マンハッタンで生まれ育った、生っ粋のニューヨーカー。

SHEPARD FAIREY / OBEY GIANT (Los Angeles, CA)
もはや伝説となった彼の「OBEY GIANT」キャンペーンがアメリカの都市文化に与えた影響は計り知れない。曰く、このキャンペーンは「現象学における実験」であり、ウイルス的に広まっていったこのポスターを通じて、彼は「すべてに疑いを持て」という密かなメッセージを人々に伝えることに成功した。キャンペーンの独特のスタイルと遍在性に着目したADWEEK誌からは、その年の「ベストゲリラマーケッター」として評価される。その他にも、ギャラリーでの個展や講演、著作「Post No Bills」にアートCD「The Giant Rock ‘N’ Roll Swindle」の製作など、コマーシャルとファインアートの見事なバランスを保った活動を続けている。

FIREHOUSE (San Francisco, CA)
Ron DonovanとChuck Sperryの二人からなるデザインユニットFIREHOUSEが Virgin Megastoreの販売促進用キャンペーンとして手がけたポスターシリーズには Rolling Stones、The Beatles、Pearl Jam、 Smashing Pumpkins、Beastie Boys、MadonnaにU2などロック界の大御所ばかりが名を連ね、彼らの新鮮でエッジーな切り口は瞬く間に評判となった。大胆なメタリックカラーの多用が特徴的な彼らの作品はデザインや出版業界でも評価が高く、様々な受賞歴を持つ。

FUTURA 2000 (NYC)
グラフィティ界のカリスマ的存在として知られるFUTURA2000が活動を始めたのは1970年で、当初は地下鉄の車両にてその才能を披露するのみだった。80年代に入って彼の作品は世界中のギャラリーにて引っ張りだこに。90年代の到来は数々のアーティストとのコラボレーションなどさらなる飛躍をもたらし、今はマルチメディアで活躍している。

HUGH GRAN (NYC)
生まれ育ったニューヨークの街から彼が吸収したあらゆるものはイラスト、写真、ビデオにアニメーション、デジタルデザインなどその時々に適したメディアを通して人々の元に届けられる。社会的、政治的な活動にも高い関心があり、最近のIndependent Media CenterやKonscious.com、FreeSpeechTVとのコラボレーションはストリートの視点から捉えた社会活動の草分け的存在とも言える。ニューヨークのパーソンズ美術学校の教員でもある。

GRAPHONIC (NYC)
1999年、ストリートアーティストBRONZによってグラフィックデザイン会社として設立されるが、2002年にはアパレルデザイン会社としてオリジナルのTシャツコレクションを2002年秋に発表。今どきのストリートアートスタイルと古典的なシンボルやビジュアルを融合した作品を通して、世の中に溢れているウソの「行間を読む」ことで真実を見つけるよう、世界中に呼びかけている。

WINSTON SMITH (San Francisco, CA)
人気アーティストFrank Kozikをもって、「Max Ernst以来のコラージュの天才」と言わしめ、また「彼一人の手によって一世代のグラフィックスタイルを築きあげた」とも。カッターナイフ片手に、古雑誌から「無邪気なイメージを拉致」し、悪戯好きな小悪魔のように挑発的な作品を作り上げる。彼が手がけたDead Kennedysの「In God We Trust, Inc.」アルバムカバーはキリストの冒涜的なイメージが波紋を呼んだ。サンフランシスコ、LA、ニューヨーク、ロンドンやローマで個展を開いている。

SETH TOBOCMAN (NYC)
オハイオ州出身のコミックアーティスト。 彼とアーティストPeter Kuperの急進的なコミック誌「World War Three Illustrated」は1980年の創刊以来、社会派コミックアーティストの登竜門として注目されている。ニューヨークタイムズのイラストレーターとして、「You Don’t Have to Fuck People Over to Survive」や「War in the Neighborhood」など作家としての活動もこなす。

GENEVIEVE GAUCKLER (Paris, France)
フランスの大手レコード会社F Communicationsでデザイナー兼アートディレクターとして活躍後、Olivier KuntzelとFlorence Deygasの元でYves Saint Laurentなどのコマーシャルなどの仕事を手掛ける。世界的に有名なMe Companyにてウェブデザイナーとしての経験を経て、今はフリーランスで活動。

YURI SHIMOJO (NYC)
展覧会多数開催。広告や音楽関係、雑誌、エッセイなど幅広く活動。著書に「メキシコ・中米のけぞり旅行記」「ちいさならくがき」、絵本「みずのはな」等。もとBARNSTORMERSの一員。世界の裏と表を旅し、自由な生き方そのものを絵と文で表現している。

■ パルコミュージアムから参加のアーティスト

はやさきちーこ Chico Haysaki (TOKYO)
Lewis and Clark College 美術学部卒 (Portland, Oregon, USA)。アメリカ及び日本での広告制作事務所勤務を経て、1994年よりフリーランスイラストレーターとして活動を開始。2001年より、CWC所属。女性をターゲットにした広告展開などで世界中にクライアントを持つ、人気イラストレーター。

Erotic Dragon by Miho Sadogawa (TOKYO)
“Erotic Dragon”はスタイリッシュかつオルタナティヴで、オリジナル指向の強いイラストレーターである。日本はもちろん、アジア文化圏の民族、宗教、芸術、ポップカルチャーなどの要素を色濃く押し出した作品には、同時代性のリアリティが映し出されている。吸収・融合・発散を繰り返す“Erotic Dragon”の、自由に飛び回るクリエイションは、止まることなく成長し続けていく。

MADSAKI (TOKYO)
1974年元旦、大阪生まれ。1980年、家族とともにアメリカはニュージャージーに引っ越し、自我の追求へと導かれ、それがきっかけにアートを始めるようになる。1992年に高校卒業後、何も持たずにパーソンズ・スクール・オブ・デザインをめがけてNYCへと走って逃げる。彼は現実を見失う勢いで4年間アートに没頭し、毎日アホの様に絵を描く。しかし1996年、冷蔵庫に貼ることしか使い道がない卒業証書と共に、彼自身も社会で使いものにならず、絵を描くことさえやめてしまう。すべてを見失った彼は暗黒へと放浪の旅にでる。1999年から3年間、メッセンジャーの体験から彼は命の尊さと自分という存在がエネルギーと光であることに気づかされる。常に死と向きあっていたため、敏感になった直感と野性本能は彼ノ新しい見方と生き方を教える。これが後ほど彼のアートの哲学と意図となる。彼が物を創るという行為と行動は、チャリンコメッセンジャーが街中を泳ぎながら荷物をピックアップし配達するようにシンプルである。無意識と感情という多次元にログインし、そこから得た体験がこの3次元に形として現れるものが彼の創造物である。

高橋 盾 Jun Takahashi (TOKYO)
アンダーカバーデザイナー1969年群馬県桐生市生まれ。1989年文化服装学院入学、在学中に友人とブランド「アンダーカバー」を始める。1991年同学院卒業。1994年94-95東京コレクション初参加。1997年毎日新聞社毎日ファッション大賞新人賞受賞2002年、パリコレクション進出。

佐藤可士和 Kashiwa Sato (TOKYO)
アートディレクター / クリエイティブディレクター1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。株式会社博報堂を経て2000年独立。同年5月クリエイティブスタジオ「サムライ」設立。スマップ、ホンダステップワゴン、キリン極生、体質水、資生堂ラ・ボーテ「TOKYO 02-03」(パリ)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、ヴィッセル神戸、楽天ゴールデンイーグルス、及び大学や幼稚園のリニューアルプロジェクト等、商品開発からCI、店舗、空間、広告キャンペーンまで幅広く手掛ける。東京ADCグランプリ、朝日広告賞、亀倉雄策賞、東京TDC金賞、ほか多数受賞。

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