ARCHIVES
PARCO MUSEUM
展示会内容 会場風景
ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日
© William Wegman
ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition
会 場 PARCO MUSEUM パルコミュージアム 渋谷パルコ パート3 / 7F
期 間 2004.11.11(thu) - 2004.12.05(sun)会期中無休
10:00am - 9:00pm(入場は閉館30分前まで)
料 金 一般500円 / 学生400円 / 小学生以下無料
お問合せ 03-3477-5873(パルコミュージアム)
主催 : 株式会社パルコ
後援 : 読売新聞東京本社 / 東京アメリカン・センター
協力 : 株式会社ソニー・マガジンズ / 株式会社レイジースーザン
企画制作 : 株式会社アムコーポレイション
展示会内容

ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibitionアメリカのコンテンポラリー・アートを代表する写真家として、日本においてもその存在を知られるウィリアム・ウェッグマンの写真展を開催いたします。
ウェッグマンは、1960年代後半からアーティストとしての活動をはじめ、1970年代にはいってから、パフォーマンス、ビデオ、ドローイングといった表現手段を用いたコンセプチュアル・アーティストとして世界中から注目を集めるようになりました。本展示会はウェッグマン35年間の作家生活においてもっとも重要な位置を占める愛犬たちのポートレート作品約70点(カラー作品)を展示いたします。
ウィリアム・ウェッグマンが愛した犬たちは、まるでその時代の流行の最先端のようなファッションを身にまとい、人間の肖像写真のようにそれぞれが自己主張しているかのごとく個性的な表情を浮かべています。世界でも評価の高い写真家ウィリアム・ウェッグマンの人間と犬との崇高なコラーボレーション作品が人間と動物たちとの繋がりを考える新たな機会となることを願います。

ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition■ウィリアム・ウェッグマン略歴
1943年12月2日米国マサチューセッツ州ホリヨークに生まれる。1965年ボストンのマサチューセッツ美術大学を卒業。1967年イリノイ州立大学大学院で芸術修士号を修得。画家としてスタートを切るが、1960年代後半より写真、ビデオ等も手がけるようになり、作風もコンセプチュアルなものへと変わっていく。1970年代に入った頃から愛犬マン・レイが作品に登場しはじめる。大型ポラロイドカメラを使った犬をモデルにしたシリーズの写真家というだけではない、高い芸術性を持った作家としての評価を不動のものとした。個展、グループ展がポンピドーセンターなど世界各地で開催され、1992年には米国のホイットニー美術館で初回顧展が開催された。

ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition■ウェッグマンと愛犬たち
ウェッグマンは、1968年〜1970年までウィスコンシン大学、1970年〜1972年まではカリフォルニア・ロングビーチ州立大学で教鞭をとっていましたが、ちょうどその頃、ワイマナラー犬のマン・レイと出会いました。その後1972年にマン・レイとウェッグマンはニューヨークへ移り、このころよりマン・レイとの共同制作が始まりました。1986年には新しい愛犬、フェイレイとの出会いがあり、このころから20×24の大型ポラロイドカメラを使った作品作りをするようになりました。1989年にはフェイレイの生んだ仔犬、バッティナ、クルッキー、チュンドが加わり、1995年にはチップ、1999年にはボビン、2000年にはキャンディと、ウェッグマンのモデルは増えていきました。

後に『人類最良の友』と題した写真集は、愛犬のマン・レイがファッション写真やコマーシャル写真のさまざまなパロディを演じるもので、その名演技はウェッグマンの完成度の高い写真とともに、高い評価を得るものとなりました。
このほかにも、子供向けの写真絵本として「シンデレラ」「赤頭巾ちゃん」「マザーグース」「農園の日々」「マイ・タウン」「ABC」「丸、三角、四角」「サプライズ・パーティ」「チップの犬」が順次出版され、「フェイ」「パピーズ」(ハイぺリオン出版)、2002年にはウェッグマンの写真作品の30年にわたる集大成と言える「ウィリアム・ウェッグマン20X24」(エイブラムス出版)が出版されました。

このカメラマンとその愛犬の活躍は、写真の世界にとどまらず、子供向け番組「セサミ・ストリート」や「ニコロディアン」、大人番組では「サタデー・ナイト・ライブ」他、数々の広告にも登場することとなりました。また、1989年のフィルム「ハードリー・ボーイズ」はサンダンス・フィルム・フェスティバルで上映されました。

そしてカード、ビデオ、Tシャツ、カレンダーといった関連商品も多数作られ、世界中のミュージアム・ショップ等で発売されています。

ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition ウィリアム・ウェッグマンの愛犬好日 William Wegman Photo Exhibition
© William Wegman   © William Wegman   © William Wegman

■関連書籍(展覧会同時販売)
イヌが飼いたかった犬
著者 ウィリアム・ウェッグマン
翻訳 竹田彩乃
版元 ソニー・マガジンズ
定価 本体1,300円 + 税

これって犬? それとも人? (もちろん、CGなんかじゃありません)
ユーモアたっぷり、ちょっぴりシュールなウェッグマンワールド!

老若男女問わず欧米で人気を博す、写真家ウェッグマンの本がついに日本で発売。でも、ただの犬の写真集と侮ってはいけません。ページをめくったところに広がるその世界観には、思わず人と間違えそうなほどリアルで笑えるものがあります。芸術的!! かつ、ちょっとキモくてカワイイ♪ その犬の表情は、ページをめくるごとにハマってしまいます。

■書籍に関するお問い合わせ
株式会社ソニー・マガジンズ 編集部
Tel : 03-3234-7909 Fax : 03-3234-5428
http://www.sonymagazines.jp


CLOSE