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LOGOS GALLERY
展示会内容 会場風景
印刷解体 Vol.2 ― 失われゆく活版印刷、その「技術」の魅力 ―

印刷解体 Vol.2 ― 失われゆく活版印刷、その「技術」の魅力 ―

会 場 LOGOS GALLERY ロゴスギャラリー 渋谷パルコ パート1 / B1
期 間 2005.09.30 (fri) - 2005.10.17 (mon) ※会期中無休
10:00am - 9:00pm ※最終日は3:00pmにて閉店
入場料 無料
お問合せ 03-3496-1287(ロゴスギャラリー)
欧文活字入荷!!
紙型追加しました!!
仕切りあり文選箱    再入荷しました!!
企画 : 古書 日月堂、株式会社パルコ
展示会内容
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昨年9月、「印刷解体」と題し、活版および写植に関する物品の展示販売企画を開催いたしましたところ、たくさんのお客様にご支持いただき、またマスコミを通じての話題化もあって、予想を超える盛況をみることができました。これまで長い間、私たちの生活の中に欠かせぬものとして存在していた印刷周辺のモノや技術が、いま、一般にはほとんど知られる機会もないまま失われつつあること、それをもう一度見直そうという企画主旨に多くの方の共感が得られた結果だったと考えております。
会期中から今日まで第二弾をというご要望も多く寄せられており、本年は、昨年関心の高かった「活版印刷」に絞り、「印刷解体Vol.2」を開催いたします。
本年度の開催では、特に「技術」の部分について光をあて、活版印刷を支えてきた「技術」、或いは新しい楽しみ方を見つけた方の姿を、「人」を通じて伝えることができればと考えております。
日本の文字印刷を支えてきた「活版活字」を中心に、活版印刷に関わるモノすべてを販売いたします。
そのほか印刷とグラフィックデザイン、タイポグラフィーに関わる書籍・雑誌や、印刷技術の変遷を伝えるような紙モノも販売。さらに今回は実演を多数企画いたしました。熟練の職人技を、文選・植字ライブ(組版作成)や活字地金彫刻で、また活版印刷によるポストカードの作成過程をお目にかけます。また、昨年ご要望の多かった名刺のフルオーダー受注会も開催いたします。
■ 販売物
(1) 活版印刷に関わる物品
各種活字(初号〜5号中心)、字母、紙型、鉛版、用紙(デッドストック)、写真版(銅版)、ステッキ、文選箱、スダレケース、ベース、組版、活字が刻まれる前の贅辺つきの軸 など
※活字は、五十音や数字等セット、熟語などで構成したペーパーウェイトのようなカタチでも販売。
(2) 印刷とグラフィックデザイン、タイポグラフィーに関わる書籍・雑誌
印刷年鑑、書体集、図案集、印刷専門誌、グラフィックデザイン専門誌、グフィック デザイン年鑑、印刷技術・開発関係書籍 など 新刊書から古書まで
(3) 印刷技術の変遷を伝えるような紙モノ
ポスター、チラシ、古新聞、紙見本帖、 書体見本、印刷見本、DM、和紙・洋紙デッドストック ほか
(4) 版木
商標用、説明書用 など(明治〜)
<デモンストレーションとの連動による販売 ― 即売を含む>
(5) 『銀河鉄道の夜』内「印刷処」の章の、組版、これからとった紙型、鉛版(受注販売)
(6) 活字地金彫刻師による手彫刻の活字
(7) 活版印刷ポストカード
(8) 活版印刷名刺(受注分)
■ 特別企画 デモンストレーション
(1) 文選・植字ライブ (計2回開催)
日程: 9月30日(金)
10:00am 10:30am
10月8日(土) 2:00pm 2:30pm
『銀河鉄道の夜』内「印刷処」の章について、それぞれ半世紀近くのキャリアを持つ文選職人が文選をし、植字職人がその場で版を組み上げて完成させていく。無数とも思われるほどの数の活字の中から、めざす活字を瞬時に拾い(文選)、版を組んでいく(植字)作業。活版印刷が主流だった時代にも、一般には目に する機会のなかった職人たちの技術を披露する。
※要予約(ロゴスギャラリー 03-3496-1287)。定員となり次第締切。
(2) 活版印刷名刺フルオーダー受注会 (計2回開催)
日程: 10月8日(土)
4:00pm 〜 6:00pm
10月13日(木) 6:00pm 〜 8:00pm

活字販売・活版印刷会社、佐々木活字店による名刺フルオーダーの出張受注相談会。用紙から書体まで、活版を 知り尽くした担当者が相談にのりながら、活版印刷の味のあるオリジナル名刺製作を請け負う。活版印刷ならではの風合いを活かした名刺の受注会。

(3) 地金彫刻実演 (計4回開催)
日程: 10月2日(日) 10:30am
3:00pm

12:30pm
5:00pm
10月10日(月・祝) 10:30am
3:00pm

12:30pm
5:00pm
活字地金彫刻とは、活字鋳造の母型の元となる種字(たねじ)を、手作業で掘り出す技術。文字を構成する要素が多岐かつ複雑な漢字圏の国で行なわれたもの。活字地金彫刻師・清水金之助氏による、地金彫刻の実演を行なう。下書きもなしに反転文字をその場で鉛の軸に刻んでいく技術は、神業ともいえる。彫刻機械の普及した昭和30年代にはすでに失われ始めた技術であり、この技術を持つ職人は、国内でも数えるほどしかいないとされる。
清水氏の手による新刻種字を併せて販売する。
(4) 卓上活版印刷機「adana」によるポストカード印刷実演 (計2回開催)
日程: 10月9日(日) 1:00pm 〜 2:00pm
3:00pm 〜 4:00pm
“7 days cards”のブランド名で25年間ポストカード製作に携わってきた藤原弥生氏が、日本に数百台しかないといわれるイギリス・アダナ社製造の手動式の活版印刷機を使ってポストカードの印刷実演を行なう。カードに型押しされたかのような風合いを持つ文字やマークが美しい、手仕事の活版印刷。
藤原氏の手による活版印刷ポストカードを併せて販売する。
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