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ノルシュテイン&ヤールブソワの世界「きつねとうさぎ」原画展

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プロフィール


「きつねとうさぎ」

民族学者ダーリ(1801〜72)によって採集されてロシア民話をもとにしたお話です。小さな我が家をきつねに乗っ取られてしまったうさぎ。森の仲間、オオカミ、クマ、ウシが次々にやってきて、きつねを追い出そうとします。しかし全員がきつねにひどい目にあわされてギブアップしてしまいます。そこへやってきたオンドリがついに追い出しに成功します。そして家を取り戻したうさぎとオンドリは、以後仲良く暮らすというストーリーです。アニメーション映画は1973年に制作されました。


ユーリー・ボリソヴィッチ・ノルシュテイン

1941年ベンザ州生まれ。1943年からモスクワ在住。1961年アニメ美術上級コース終了後、1981年までソ連邦動画撮影所(ソユーズムントフィルム)に就職、アニメーション制作に携わる。1970年から監督をつとめる。1979年度ソ連国家賞、1981年度A. タルコフスキー賞などを受賞。手掛けたすべての作品がアメリカをはじめ世界各国の映画祭でも最優秀賞を受賞している。主な作品には「あおさぎと鶴」1974年、「霧の中のハリネズミ」1975年、「話の話」1979年があるが、彼のライフワーク作品であり、世界中のファンから完成が待たれているゴーゴリー原作「外套」ほぼ完成。


フランチェスカ・ヤールブソワ

1942年カザフスタンのアルマアタ生まれ。モスクワで育つ。1967年全ロシア国立映画大学(現・全ロシア国立映画大学)美術科を卒業。連邦動画撮影に就職し、美術監督となる。「きつねとうさぎ」以降の全ノルシュテイン作品の美術監督をつとめている。
「きりのなかのはりねずみ」(福音館書店発行)の絵も手がけている。


(C) F.ヤールブソワ & Y.ノルシュテイン

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