「ほぼ日」が、働くことを考える。
はたらきたい展。FUKUOKA
2013年6月の渋谷パルコミュージアム。
2014年1月の大阪・梅田ロフト。
ふたつの会場をあわせて、2万人くらいのお客さまをお迎えした『はたらきたい展。』が、
こんどは「FUKUOKA」にうかがいます。
場所は、福岡パルコ。
期間は、4月25日(金)から5月11日(日)まで。
渋谷展・梅田展の軸となった内容はそのままに、福岡ならではの展示も考えています。
渋谷展から1年が経ちますし、いま現在の「ほぼ日」が大切にしていることや、おもしろがっていることも、お伝えしたいです。
九州地方のみなさん、ぜひとも、遊びに来てみてくださいね。
ボールだったら、転がりたい。
まだ生まれたての人だったときには、
ものすごく生きたい。
そんな気持ちの延長上に
「仕事をしたい」「はたらきたい」という気持ちも
あるような気がします。
この展覧会では
糸井重里と「ほぼ日刊イトイ新聞」が
「こんなふうにやったら、こうできた」
「これからは、こういうふうに、はたらきたい」
という内容を展示します。
過去の「ほぼ日」の仕事はもちろんですが
現在、進行中のプロジェクトも
お見せできる範囲で、公開する予定です。
若い人にも、社会人にも、
大企業の人にも、フリーの人にも、
多くの人に見ていただいて
これからの時代の新しい「はたらきかた」を
あれこれたのしく、しかも真剣に、
いっしょに想像してみましょう。
会 場 |
パルコファクトリー
福岡パルコ8階 |
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期 間 |
2014/04/25 (金) -2014/05/11 (日)
10:00~20:30 ※最終日は、18:00閉場。 ※入場は閉場時間の30分前まで。 |
入場料 |
一般500円 学生400円 小学生以下無料 |
主 催 |
パルコ |
企画制作 |
東京糸井重里事務所 |
お問い合わせ |
092-235-7000
(福岡パルコ(代表))
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公式HP |
ほぼ日刊イトイ新聞「はたらきたい展。」公式ページ:http://www.1101.com/parco2013/index.html
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はたらきたい展。FUKUOKAは、こんな展覧会です。
展示その0
まずは入場前に、地図のような、新聞のような、
「小さくたたんだ大きな紙」をお渡しします。
渋谷展では「全長16メートル」もの「巨大年表」を展示していました。
これは、創刊15周年を迎えた「ほぼ日」のあゆみを、
「1960年前後のある夜」に
「小学生の糸井重里が、将来はたらく日のことを思って布団をかぶって泣く」
というところから(それでも大幅に割愛しつつ)記したもので
「読んでおもしろい年表、昔からの読者には懐かしい年表」と好評でした。
でも、今回の福岡パルコでも、大阪展同様、
スペースの都合上、その大きさの壁を確保できないことが判明。
そこで、渋谷で展示した「壁画のような巨大年表」を一切省略することなく、
「縦85センチ/横60センチ」くらいの紙に印刷し、
チケット売り場で、チケットとともにお渡ししようと思っています。
「いや、そんなに大きな紙を渡されても‥‥」
大丈夫です。4つ折りにしますので、手のひらサイズに落ち着くはずです。
展示場全体の案内図や、各展示のガイドになる文章も掲載する予定です。
その他にも「これは、載っていたらうれしいかなあ」
というコンテンツを盛り込んでいます。
展覧会の「地図」として、展示内容を予習復習するための「新聞」として、
そして「巨大な年表」として、
バサバサっと開いて、あれこれお楽しみください。
展示その1
「ほぼ日刊イトイ新聞」の、はたらきかた。
わたしたち「ほぼ日」の「仕事のしかた」を立体的に展示するブースです。
読みもの・商品・イベント問わず、
あらゆるコンテンツは自分たちの「動機」からスタートすること、
広告に頼らないこと、そのためにはまず「銀座通りをつくる」こと‥‥。
「お金」のことも含め、いま「ほぼ日」はこうやって回っています、
ということについて、あまり何かを隠すということもなく書きました。
実際には、会場内に作った「銀座通り」を歩いてもらうことで、
現在の「ほぼ日」が大切にしている考えかたや
コンテンツの一例などに触れてもらえるような展示となっています。
『はたらきたい展。』は、会場内どこでも撮影可能なのですが、
渋谷展・大阪展のときは、
このブースを撮ってらっしゃる人が、けっこういました。
なお、今回の福岡展のために、
詩人・岩崎航さんの「五行歌」と
写真家・齋藤陽道さんの写真がコラボレーションした
「ちいさな部屋」をこの「ほぼにち銀座」内に「増築」します。
筋ジストロフィーを患う岩崎さんは
昨年・2013年に詩集『点滴ポール』を刊行したのですが
これは、岩崎さんが
「37年間生きてきて、はじめて、はたらいた」成果なんです。
このことについては「ほぼ日」でも取材記事を掲載していますが
その中から「はたらく」についてすごく根源的なことを語っている部分を
抜粋して展示します。
また、岩崎さんの五行歌と齋藤さんの写真を
組み合わせるようにして、展示します。
展示その2
99の「はたらく人」のことば。MOVIE&CARDS
数えてみたら「ほぼ日」には「2000」ちかくのコンテンツがありました。
その膨大なアーカイブのなかから
有名無名問わず「はたらく人」の「ことば」を「99個」より抜いて、
5分ほどのムービーをつくりました。
これを「幅6メートル」の超ワイドスクリーンに、投影します。
オリジナルのBGMとともに、お楽しみください。
スクリーンの前には「大きなテーブル&十数脚の椅子」をしつらえます。
渋谷展・大阪展では、そこに座って真剣にムービーに見入ったり、
備え付けのノートに感想をつづったり、
ノートじゃなくて、テーブルそのものに思いを書き込んだり、
ちょっとぼんやりしてみたり‥‥と、
思い思いに「集まって、見て、書いて、考える」場所となりました。
お時間とスペースの許すかぎり、どうぞ、おくつろぎください。
なお、ムービーに登場する「99個」の「はたらくことば」は
ひとつひとつ、名刺サイズのカードに印刷して置いておきます。
単語帳みたいに綴じることのできるリングも用意しておきますので
お好きなことばを、お好きなだけ、お持ち帰りください。
もちろん、お代金はかかりません。いわゆる「テイクフリー」です。
ただ、渋谷展・大阪展のときには、好評のために欠品が相次ぎました。
欠品となってしまった場合には、ご容赦くださいませ。
展示その3
ちいさな写真展 -はたらく人の、顔・手・道具-
いきいきとはたらく人の顔や手や道具は、ぴっかぴかに光っています。
そこには、はたらくことに対する希望やよろこびを感じるし、
学ばされることも、たくさんあります。
この「ちいさな写真展」では
東北の漁師さん、料理人、切子の作家、スポーツインストラクター、
大企業の新入社員から、ことし92歳になった「パンク直し」まで、
総勢10名の「はたらく人」の「顔・手・道具」を撮り下ろし、展示します。
どの写真も「なんだか、見入ってしまう」ポートレイト。
そのなかの何枚かは、写真家の齋藤陽道さんが撮っていたりします。
展示その4
「はたらく道具」の実物展示&MOVIE
ふたりの「はたらく人」に注目し、
そのふたりの「道具」の実物を、お借りしてきました。
ひとりは、冒険する写真家・石川直樹さん。
9年ほど前、石川さんは、気球で太平洋を横断しようとして失敗、
危ういところで一命を取り留めました。
幸いにも、外国の船に救助されたのですが、
そのときに海の真ん中に放棄してきた「一眼レフのカメラ」が
4年半ののち、日本の離島・悪石島に流れ着いたのです。
エベレストをはじめとした極地へ向かい、
いのちがけで写真を撮ってくる「冒険する写真家」にとっても
特別な存在となった「道具」を、ぜひごらんください。
そして、もうひとりは、
秋田県の山村で「上小阿仁新聞社」を主催する加藤隆男さん。
「新聞社」と言っても、たったおひとり。
しかも、未だに「活版印刷」で新聞を刷り続けてらっしゃいます。
地元・上小阿仁村にとって大切だと思うことを取材し、
記事を執筆し、紙面のレイアウトを考え、
活字を拾い、最後に一枚一枚、活版で印刷しているのです。
そして、79歳になる今も、その工程を、ひとりで行っています。
今回は、加藤さんにお願いして
特別に、とある文章を活字で組んでいただき、
ちいさなサイズの紙片に印刷していただくことになりました。
会場では、加藤さんの組んだ「活字」とともに、
文章が印刷された紙片を、展示いたします。
さらに、それらふたつの展示物の背景スクリーンには
「石川直樹さんがエベレストを登っている映像」と
「加藤隆男さんが一枚一枚、印刷している映像」とを
かわるがわる、上映する予定です。
展示その5
東北の仕事論。と気仙沼のほぼ日。
東北の未来は、日本の未来。
そう考えて、わたしたちはこれまでに
被災した企業の「ゼロから立ち上がる仕事論」から
たくさんのことを学んできました。
このブースでは、震災直後の取材記事を再掲するとともに
その「ゼロ地点」から、どのように前へ進んできたのか、
各企業の「現在の姿」を追加取材しました。
また、渋谷展のときに開催したトークショー、
「『何もない』からの出発」のダイジェスト版も掲示します。
これは斉吉商店・斉藤和枝さん、八木澤商店・河野通洋さん、
そして糸井重里の3名による、好評だった公開座談会です。
また、わたしたちが「気仙沼のほぼ日」で
取り組んできたことも、すこしだけ、紹介するつもりです。
展示その6
みうらじゅんに訊け!特別編
わたしたち「ほぼ日」が(勝手に)「ご意見番」と
頼りにしているのが、みうらじゅんさん。
みうらさんこそ、
つねに「ゼロから1を生み出してきた仕事人」なのではないか。
そこで、今回の「はたらきたい展。」のためだけに
自由自在に語り下ろしていただいたのが、このムービーです。
つまり「ほぼ日」の大人気シリーズである
「みうらじゅんに訊け!」の特別バージョン、というわけです。
テーマはもちろん、「ゼロから1を生み出す仕事」について。
渋谷展・大阪展では、ときに長蛇の列ができてしまうほど、
大人気のコンテンツとなりました。
会場内の特設シアターで、上映時間は40分くらいあります。
ぜんぶ見るには、それだけの時間がかかりるのですが、
これは、本当に、おすすめです。
ぜひとも、少しだけでも、のぞいていってくださいませ。
展示その7
渋谷展・大阪展のときの、
みんなの書き込みでいっぱいのテーブル
渋谷展・大阪展の会場にしつらえられた大きなテーブルには、
いつしか、ご来場くださったお客さまが
さまざまなことばを、書き込むようになりました。
会期が進むにつれ、そのテーブルは
お客さまのことばで日々「育てられて」ゆき、
会期終盤には
ひとつの素晴らしい「コンテンツ」となっていました。
そこには、ご来場くださったみなさんの
さまざま感想や「はたらく」についての思いが
ぎっしりつまっています。
読んでいると、とても、心にひびいてきます。
今回の福岡展では、
これも、ひとつの展示物とすることにしました。
展示その8
『ほぼ日ストア』福岡パルコ出張所
正確には「展示」ではないのですが‥‥
「はたらきたい展。」会場の隣に
「ほぼ日ストア」期間限定ショップが登場します。
渋谷・大阪のときは、展覧会そのものだけでなく、
このお買い物コーナーも
みなさんに楽しんでいただけた場所だったので、
ここで、お知らせすることにしました。
「母の日」のプレゼントにおすすめの
「ほぼ日のいい扇子2014」はじめ
おかげさまで大人気の「カレーの恩返し」など、
今回も「ほぼ日」グッズをさまざま、ご用意します。
また「東北の仕事論。」ブースでご紹介する
八木澤商店(陸前高田)のお醤油や
アンカーコーヒー(気仙沼)の珈琲豆、
大木代吉本店(福島県) のお酒なども販売予定です。
東京・大阪の会場でもいちばん人気だった
「東北のおいしいもの」を、ぜひ、この機会に。
また、谷川俊太郎さん+松本大洋さんによる絵本
『かないくん』や
展覧会の元になった『はたらきたい。』など
「ほぼ日ブックス」も、お店に並べる予定です。
どうぞ、いろいろ、お楽しみに!
「ほぼ日刊イトイ新聞」(略称:「ほぼ日」=ほぼにち)は
1998年6月6日創刊のウェブサイト。
「糸井重里が主宰する、インターネットで毎日お送りする、
ちょっとほかにはない、たのしい新聞」、
それが「ほぼ日刊イトイ新聞」です。
ほぼ、と言いつつも、創刊日から一日もやすまず、毎日更新をつづけています。
www.1101.com
糸井 重里 (いとい・しげさと)
1948年、群馬県出身。
コピーライター。ほぼ日刊イトイ新聞、主宰。
作詞、ゲーム制作など、多岐にわたり活動。
1998年6月に毎日更新のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは
同サイトでの活動に全力を傾けている。
会場内イベント開催!
「モンドくんの似顔絵屋さんツアー in はたらきたい展。」
5月5日、『はたらきたい展。FUKUOKA』会場内にて、
10才の少年・モンドくんの似顔絵屋さんが1日限定で出店することが決定しました!
原画の展示や本「モンドくん」、ポストカードの販売もいたします。
★モンドくん
福岡の音楽家・ボギーの息子。幼少より独特の個性を発揮する。
3才頃から面白い絵を描きはじめ、小学生になると数々の絵画コンクールで入賞。
現在10才、毎日1枚の絵をネット上で発表することを日課としている。
http://mondo-art.blog.jp/
◎日時 2014年5月5日(月・祝) 12:00~17:00
◎場所 パルコファクトリー(福岡パルコ8階)
◎似顔絵料金 1,000円
◎参加方法
当日、会場にて受付をいたします。
①12:00~13:00
②13:15~14:15
③14:30~15:30
④15:45~17:00 ☆各回3~4名様まで
また、前日までメールでのご予約も承っております。
お名前、ご連絡先、上記の希望時間をご明記いただき、
件名に「モンドくんはたらきたい展。似顔絵予約」と入れ、
以下アドレスまでご予約ください。
E-mail: mondokunstaff@gmail.com
全てのお時間で予約がいっぱいとなりましたので応募は締め切らさせていただきます。
たくさんのご応募誠にありがとうございました。
<関連イベント>
かないくん展
死ぬとどうなるの。「ほぼ日」の死と生の展覧会
松本大洋さんが2年の年月をかけて描いた絵本『かないくん』の原画とラフスケッチ、
未公開の「本番とは別バージョン」の絵の展示を中心に、
「死ぬとどうなるの」をテーマにした展覧会を行います。
『かないくん』の文を書いた谷川俊太郎さんの死に関する詩の展示もします。
ビデオインタビューや『かないくん』グッズの販売、トークイベントもあります。
死をまんなかに置いて、見えてくるものがあるといいなと思います。
ぜひ、遊びにきてください。
会場: パルコミュージアム (渋谷パルコ パート1・3F)
期間: 2014/5/16(金) -6/2(月)
10:00~21:00 ※最終日は18:00閉場
詳細はこちら
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=643
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