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空を飛ぶという人類の永遠の憧れを乗せて世界を駆けめぐる飛行機。
ライト兄弟が世界初の飛行に成功してから100年、飛行機は人々の夢と希望とともに歩んできました。またその歴史は、飛行機の性能の向上だけでなく、ファッション、グラフィックデザイン、インテリア、食など、地上のトレンドを凝縮し新しい文化を築きあげてゆきました。
最近では、海外でもそんなエアラインから生まれたデザインがスポットをあび、パリの広告美術館やドイツのヴィトラ美術館でもエアラインをテーマにした展覧会が開催されています。
また人気ミュージシャン、トミー・フェブラリーもエアラインをコンセプトにしたアルバム[Tommy Airline]を発表するなど、今、空の旅にちなんだデザイン・アイテムが注目されはじめています。
そんな飛行機の歴史の中でエアライン界だけでなく、デザイン、広告の世界でも語り継がれている伝説の航空会社があります。
当時アメリカで唯一のコンコルドを所有し、世界初のペイント飛行機を飛ばし、ジェット族と呼ばれる新しい世代を作り上げることになった航空会社=ブラニフ・インターナショナル。
1960年代〜70年の最新トレンドを乗せた飛行機として世界中で注目された幻のブラニフの世界を一挙紹介します。 |
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デザイン界のヒーローたちが参加したスーパークールなエアラインがあった。
それがブラニフ航空!! |
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「THE END OF PLAIN PLANE 〜さよなら退屈な飛行機〜」このキャッチフレーズのもと「アレキサンダー・ジラルド」、「エミリオ・プッチ」、「アレキサンダー・カルダー」、この蒼々たるメンバーらがコラボレートしたエアラインそれが「ブラニフインターナショナル」。
イームス、ヤコブセン、ネルソンらと並ぶ、ミッドセンチュリーモダンの巨匠ジラルドがトータルデザインを担当。ハーマンミラー社のインテリアやテキスタイルで彩られた空港ロビーや、ジラルドデザインで埋め尽くされた飛行機内はまさにデザインミュージアムであり、空港を闊歩するプッチ・デザインをまとったスチュワーデスの姿はファッションショーさながら。 そして、カルダーのペイントがほどこされた飛行機の機体はまるで巨大な彫刻が空を飛んでいるようでした。
今はなき「ブラニフ航空」。ならば、もし、今ブラニフ航空があったならどんなアーティストとコラボレートするのか? 展覧会場限定の企画、ブラニフトーキョーインターナショナルも展開します。
今回は、アート、ファッション、デザインを第一に打ち出した伝説の航空会社=ブラニフ航空におけるエアライン・デザインの紹介とともに、エアラインに秘められた魅力をファッション、デザインの視点から見る展覧会を開催いたします。
あこがれの国や都市へ行くための楽しい空の旅。日常からちょっと離れてジェットセット気分で楽しめる展覧会です。 |
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