■展示1 写真ゾーン
カメラマンは前回の個展でも鮮やかな色と瞬間を切り取った写真家・前康輔。
スタイリングは伊藤万理華本人が行い初の自宅での撮影も敢行。
ファッションとプライベートの魅力が掛け合わされた伊藤万理華が充満したここでしか見られない写真を展示。
creator ●前康輔●
写真家 1979年広島市出身。
高校時代から写真を撮り始める。ビジュアルアーツ専門学校卒業。
雑誌、広告などでポートレイトや旅の撮影などを中心に行うほか、個展も定期的に開催。
2000年 キヤノン写真新世紀佳作入選。
2003年 清里ヤングポートフォリオ入選。
2007年 富士フォトサロン新人賞を受賞。
2015年 写真集「倶会一処」出版。他個展多数。
■展示2 漫画ゾーン
日常の中でささいだけど心の中心に突き刺す痛みを毒気のあるファンタジーで表現し中毒者を増やす漫画家・椎名うみにラブコール。
本展覧会のために短編新作が描き下ろされた。
本展覧会の核とも言える漫画コラボレーション。
会場ではレファレンス用に書籍化が施され閲覧型の展示となる。
creator ●椎名うみ●
2014年『ボインちゃん』でアフタヌーン四季賞2014秋のコンテスト四季賞受賞。
2016年『good!アフタヌーン』(講談社)で読み切り作品『セーラー服を燃やして』『崖際のワルツ』を発表。
その後『月刊アフタヌーン』(講談社)で『青野くんに触りたいから死にたい』を連載開始。
■展示3 ショートムービーゾーン
漫画コラボレーションをベースにしたオリジナル映像であり、漫画と対をなし完成するとも言える映像作品。
前回展覧会では『トイ』を制作した監督・柳沢翔を起用。
場内シアターで上映。
creator ●柳沢翔●
1982年鎌倉生まれ。
多摩美術大学美術学部油画専攻卒業。
グラフィティアートに抽象芸術を織り交ぜたライブペインターとして活動後、映像監督に。
2016年資生堂「High School Girl?」がカンヌ広告祭Clio Awards、One Showの世界三大広告祭でゴールドを受賞。
翌年、SIE「GRAVITY DAZE2/重力猫」が同じく世界三大広告祭でゴールド受賞。
ACCベストディレクター、アジア太平洋パシフィック広告祭グランプリほか受賞多数。
■展示4 ファッション×ダンスゾーン
伊藤万理華を構成する重要な要素であるファッションとダンスを有機的に掛け合わせた映像を振付師・菅尾なぎさが制作。
3ブランド(BODYSONG./Tanaka Daisuke/PERMINUTE)と自身の母との共作を加えた4つのオートクチュールを纏いダンスする映像を衣装とともに展示。
creator ●菅尾なぎさ●
振付家・演出家・ダンサー。クリウィムバアニー主宰。
1999年に自身主宰のカンパニーでの活動をはじめる。
同年、イデビアン・クルーの公演に出演し、現在まで多数の作品に出演。
2005年に女性だけのカンパニー「クリウィムバアニー」を立ち上げ、リアルでフィクション、スタイル/カルチャーでは語り尽くせない視覚、感覚の渦に観客を魅了し、身体の動きの妙と演出で特異な世界観をうみだしている。
また乃木坂46や私立恵比寿中学などの楽曲、CMや舞台など多方面の振付や出演でも活躍している。