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最果タヒ展
われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。
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映画、WEB、広告、音楽、アート……数々の新しい詩の運動をまきおこしてきた注目の現代詩人・最果タヒの“詩の展示”を開催いたします。
スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒの作品発表の場は、書籍はもちろんインターネット上にもとどまりません。今回の「詩の展示」は至る所に詩が展開された空間を、読者が歩き回って体験するインスタレーションです。
会場にあるのは、作品があなたに読まれ、初めて意味を持つものであってほしいと願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たち。
それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間、あるいは目が無意識に読んでいる感覚に気づくような、言葉との新たな出会いが生まれるでしょう。
本展覧会では新たな詩の展示作品を追加予定。
各会場では、展覧会併設ショップにてオリジナルグッズも販売いたします。
■巡回
≪大阪≫
心斎橋PARCO 14階 パルコイベントホール
2021年3月5日(金)~3月21日(日)会期中休館日なし
■公式Twitter/Instagram:@iesot6
■公式TikTok:@iesot66
開催記念トーク「最果タヒの詩とデザイン」
ゲスト:グラフィックデザイナー 佐々木俊さん
<デザインの視点から「最果タヒ展」を楽しむ。>
「最果タヒ展」の展示、広報物、グッズのデザインを手掛けるグラフィックデザイナー・佐々木俊さんに、最果タヒさんの詩をデザインするということについてお話を伺います。
本展だけでなく、これまで最果さんの書籍や企画のデザインを数多く担当してきた佐々木さんにとって、「詩」「言葉」をデザインするということとは?大切にしていること、難しいところ、最果さんとの出会い、一緒に取り組んだ仕事での気づき、展示の制作秘話など、じっくりお聞きします。
■日程 :2月13日(土)13:00~/16:00~
■会場:名古屋PARCO西館 6階 パルコギャラリー内
■定員:各回30名(着席)
■参加方法
ミニ本付チケット購入(前売・当日どちらでも可)のお客様を対象に、イベント当日のオープン11時より入場時、希望者に参加券を配布いたします。(先着順。なくなり次第配布終了。)
※新型コロナウイルス感染予防対策として、細心の注意を払いイベントを実施いたします。感染拡大防止の趣旨をご理解いただき健康と安全を考慮し、イベント運営において下記の対応とご協力をお願いいたします。
※感染症拡大防止の観点から、イベント内容の変更または中止となる場合がございます。※ご来場の際はマスク着用・手指消毒・検温・お客様同士の距離の確保等、感染症拡大防止策へのご協力をお願いします。体調にご不安のある方は、くれぐれもご無理をなさらないようお願いいたします。
※飛沫予防の為、会場内での会話等は極力お控えいただきますようお願いいたします。
※イベント時間は、30-40分予定です。この間は一部展示物がご覧いただけません。
※イベント準備のため、イベント開始1時間前より一部展示物がご覧いただけない場合がございます。ご了承ください。
※参加人数に限りがございます。
※定員に達し次第終了。
<注意事項>
※1入場につき1回ご参加いただけます。
※小学生以下のお子様は保護者様のご同伴にて参加可能ですが、イベント参加お一人様につきお子様1名の同伴を上限とさせていただきます。席が必要な方は、イベント参加券が必要となります。
※会場では係員の誘導に従って行動してください。
※混雑状況により、開始時間やイベント内容が変更となる場合がございます。
※天災などの不測の事態により、イベントが予告なく中止となる場合がございます。
※イベント中止の場合、会場までの交通費や宿泊費などは補償できません。
佐々木俊[グラフィックデザイナー/アートディレクター]
1985年仙台生まれ。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
2016年AYOND(アヨンド)を設立。2020JAGDA新人賞受賞。これまで最果タヒの複数の著書、展示環境等のデザインを担当。その他の仕事として、NIKE吉祥寺店の店舗グラフィック、東京国立近代美術館「デザインの(居)場所」宣伝美術、連続テレビ小説『エール』タイトルロゴなどがある。参加展示として、2018年太田市美術館・図書館『ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景』がある。
公式サイト:https://sasakishun.tumblr.com/
展示内容
言葉が、わたしを飛び越える。
空間全体で詩を体感するインスタレーション!
本展覧会では、 2019年2月に約1ヵ月間で30,000人以上が来場した、「氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。―― 最果タヒ 詩の展示」でのインスタレーションを含む新作の“詩の展示”を、新たなタイトル「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」のもとに公開します。
デザインは、これまで最果タヒの書籍の装幀をはじめ様々な企画でタッグを組んできた佐々木俊氏が担当。
それぞれの会場の空間に、最果タヒの言葉がどのように展開していくのか……特別な鑑賞体験にぜひご期待ください。
※渋谷パルコ PARCO MUSEUM TOKYO 会場風景
最果タヒ メッセージ
言葉は、常に運動をしている。何億人もの人がその言葉を用い、それでいて、それぞれが少しずつ違った意味や印象を、言葉の向こうに見出している。だからこそ言葉は、刻々と変化し、運動を続けている。
わたし一人が、言葉を一方的に、道具として用いることなどできず、常に、言葉が抱える無数の意味や価値の渦に巻き込まれていく。そのコントロールのできなさ、言葉に振り回される瞬間に、わたしは「言葉に書かされている」と感じます。それは時に、わたしよりも深く「わたし」を捉える言葉となる、わたしを飛び越えた、別の何かへと変貌する言葉となる、それこそが、わたしにとっての「書く喜び」です。言葉がわたしの代弁者として、世界へ出ることなどありません。わたしはいつも置き去りにされ、それこそが痛快であるのです。
知らない自分に、言葉で会うこと。それは、自分の底さえ突き破り、その向こうの、自分ですらないものへと、繋がることだ。だからこそ言葉は、書かれ、他の誰かに読まれることをじっとじっと待っている。
詩の展示。
言葉が、わたしを飛び越える。
それは、「読む」瞬間もきっと同じです。読むことは、与えられた言葉を受動的に読むのではなく、その言葉を自分だけの言葉へと変容させていく行為だと思う。そのとき、言葉の変化は、読むその人の予想を、そしてその人自身を、時に追い越していくだろう。それは「書かれた言葉」のスピードであると、読み手は思うのかもしれない。けれど、あなたも加速している、あなたの言葉が、加速している。そのスピードを、肌で、気配で、空間として、感じられる場所を、私は「詩の展示」と呼んでいます。
われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。あなたしか立つことのできない確かな星から、どうか、言葉を見に来てください。
【作家 プロフィール】
最果タヒ(Tahi Saihate)
詩人・作家 1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。
2008年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞 を受賞。
2015 年 、詩 集『 死 ん で し ま う 系 の ぼ く ら に 』で 現 代 詩 花 椿 賞 を 受 賞 。そ の 他 の 主 な 詩 集 に 『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(同作は2017年石井裕也監督により映画化)。 エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『十代 に共感する奴はみんな嘘つき』などがある。
作詞提供もおこなう。
清川あさみとの共著『千年後の百人 一首』では100首の現代語訳をし、翌年、案内エッセイ『百年一首という感情』刊行。
2018年に太田市美術館・図書館での企画展に参加、2019年に横浜美 術館で個展開催、HOTEL SHE, KYOTOでの期間限定のコラボルーム「詩のホテル」オープンなど、 幅広い活動が続く。
最新詩集は『夜景座生まれ』。今春にエッセイ集『神様の友達の友達の友達はぼく』が発売予定。
公式サイト: http://tahi.jp/
本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく
――詩と歌のある風景」(太田市美術館・図書館、2018年)会場風景
【作家 略歴】
◯ 最果タヒ× アート
・《詩ューティング》(2013年) … 詩を使ったシューティングゲーム。自身のウェブサイトで公開。
・「詩句ハック」シリーズ(2014年~2016年)
… 詩とデジタル技術を融合させる試み。『Web Designing』誌とのコラボレーション。
・展覧会「ことばをながめる、ことばとあるく― ― 詩と歌のある風景」(太田市美術館・図書館、2018年)
… グラフィックデザイナー・佐々木俊、祖父江慎、服部一成との共作
・展覧会『「千年後の百人一首」原画展ー糸で紡ぐ、歌人のこころー』(両足院 建仁寺山内、2018年)
… 清川あさみとの共著であり、百人一首の現代語訳を試みた『千年後の百人一首』(リトルモア、2017年) の展示
・展覧会「氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。― ― 最果タヒ 詩の展示」(横浜美術館、2019年)
・HOTEL SHE,KYOTO期間限定コラボルーム「詩のホテル」(京都、2019年~2020年) 等
◯ 最果タヒ× 映像化
・ 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 (池松壮亮・石橋静河主演、石井裕也監督、2017年)
・ショートフィルム番組「さいはてれび」配信(フジテレビオンデマンド、2017年)
・ 「最果タヒ×森山未來 ことばおどる(NHK BS1、2019年)
・ドキュメンタリー番組「ノーナレ 謎の詩人 最果タヒ」(NHK、2020年) 等
○最果タヒ×音楽(作詞)
[Alexandros]「ハナウタ」(2018年)、Little Glee Monster「夏になって歌え」(2018年)等
【アートディレクター プロフィール】
佐々木俊 [グラフィックデザイナー/アートディレクター]
1985年仙台生まれ。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
2016年AYOND(アヨンド)を設立。2020年JAGDA新人賞受賞。これまで最果タヒの複数の著書、展示環境等のデザインを担当。その他の仕事として、NIKE吉祥寺店の店舗グラフィック、東京国立近代美術館「デザインの(居)場所」宣伝美術、連続テレビ小説『エール』タイトルロゴなどがある。参加展示として、2018年太田市美術館・図書館『ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景』がある。
公式サイト:https://sasakishun.tumblr.com/
展覧会記念グッズ①
本展覧会の開催を記念して、展覧会記念グッズを販売いたします。
※渋谷パルコでの巡回から新作グッズも登場予定です。
※商品価格は税込価格となります。
※商品画像はイメージです。実際の商品とは色味等異なる場合がございます。
●オフィシャルブック『一等星の詩』 ¥1,650
●詩そのものカード「望遠鏡の詩」「座礁船の詩」 ¥350
●詩のスマホケース「青色の詩」(iPhone 11 Pro用) ¥3,850
●詩のグラス「透過と反射」(ペアグラス)¥1,600
●詩のグラス「透過」 ¥900
●詩のグラス「反射」 ¥900
●【最果タヒ×緑寿庵清水】詩の金平糖
青色の詩(葡萄味)、果物のナイフの詩(王林りんご味)、プリズムの詩(銀座ソーダ味) 銀座ソーダ味 SOLD OUT
¥2,700
●【最果タヒ展×亀井堂総本店】
TAHI SAIHATE EXHIBITION
KAWARA SENBEI
単品(4種)¥390/4個セット¥1,400(※画像は4個セット) SOLD OUT
●詩のマスキングテープ「額縁の詩」 ¥550
●詩のカード「6等星の詩」各¥250
詩のカード「美術館」(1枚):青
詩のカード「展示室」(1枚):赤
詩のカード「6等星の詩」(1枚):緑
展覧会記念グッズ②
展覧会 チケット
〇ミニ本付きチケット 価格:1,800円
本展オリジナルのミニ本『6等星の詩』(非売品)が付いた特別チケットを限定販売します。最果タヒによる書き下ろし作品です。
表紙4種類の中から、1冊お選びいただけます。(デザイン:佐々木俊)
※イベント実施により営業時間が変更なる場合がございます。
※前売・当日チケットともに限定枚数販売の為、なくなり次第終了。
※ミニ本の引換は会期中に、受付にて行います。
〇一般チケット 価格:800円 ★小学生以下無料
■チケット発売日: 12/19(土)10:00~
■チケット販売場所:
▶イープラス
https://eplus.jp/iesot6/(PC・携帯)
ファミリーマート店内「Famiポート」
▶チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/iesot6/(PC・携帯)
セブン-イレブン、チケットぴあ各店舗 Pコード:993-019
▶ローソンチケット
https://l-tike.com/iesot6/ (PC・携帯)
ローソン、ミニストップ店内Loppi Lコード:42880
▶CNプレイガイド
http://www.cnplayguide.com/iesot6/ (PC・携帯)
ファミリーマート店内「Famiポート」直接購入
▶セブンチケット
http://7ticket.jp/sp/iesot6 (PC・携帯)
セブン-イレブンの店内「マルチコピー機」
▶楽天チケット
http://r-t.jp/iesot6 (PC・携帯)
2021/02/13 (土) - 2021/02/28 (日)
最果タヒ展
われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。
PARCO GALLERY(NAGOYA)