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7月19日の閉場後、パティ・スミス本人によるシークレット・パフォーマンス・ライブがパルコミュージアムで行われ、当ART.COMと会場のみで告知され即日完売となったチケットを手に、約300名が集まりました。
「9.11 最後の時をうたう飛行機の音で目覚めた。魂の感覚で目覚めた。立ち上る噴煙、灰のなかを昇ってゆく魂の煉獄・・・」
という一節で始まる、テロ事件をテーマにした彼女のポエトリーリーディングが静かに、そして徐々に激しく情熱的に語られ、続いてアコースティックギターで歌われるいつもとは趣の違った名曲の演奏が始まると、満場の観客からは溜め息といつまでも続く拍手が沸き起こりました。
「平和を求めていない人なんて、いないはず。私は人々が団結すればなんだってできると信じているのよ」と語る彼女の顔はさながらマリアのような優しさと強さに満ちて輝き、彼女のメッセージが祈りのように込められたドローイングや写真に囲まれた空間のなかで、アーティストと観客が共に同じ想いをわかちあう、メモリアルな一夜となりました。
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この日のライヴの模様は
parco museumにて上映中です。 |
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