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布施琳太郎 個展 「新しい死体」
RINTARO FUSE SOLO EXHIBITION “DEAD CORPUS”
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他に例を見ない「物語(キュレーション)」を矢継ぎ早に繰り出し、突出した存在感を放つアーティスト・布施琳太郎が、PARCO MUSEUM TOKYOと渋谷を舞台に、型破りな「個展」を行います。
本展会場では、限定Tシャツやオリジナルグッズ、関連書籍などを販売します。
さらに、SUPER DOMMUNEで本展開催を記念した番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》を8月12日(金)に配信。8/26(金)から展覧会最終日8/29(月)までの4日間、期間限定でアーカイブ公開決定!
2022年8月11日(木祝)~8月29日(月)
11:00-20:00
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18時閉場
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます渋谷PARCOの営業日時をご確認ください。
渋谷PARCO公式サイト
https://shibuya.parco.jp/
PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F 東京都渋谷区宇田川町15-1)
一般1,000円・22歳以下300円・小学生以下無料
〈入場料無料〉
・「PARCOポイント プレミアムステージ」ご本人様のみ無料
・「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」ご持参者様と同伴者1名様まで無料
・「パルコお買い物ご優待カード」ご持参者様と同伴者1名様まで無料
〈入場料半額〉
・「PARCOポイント レギュラーステージ」ご本人様のみ半額
※ポケットパルコのマイページにてご自身のランクをご提示ください
※他割引サービスとの併用不可
パルコ
パルコ / 亜洲中西屋(ASHU)
八木幤二郎
展覧会趣意
“これは「人類最後の個(展)」である。ここで僕は「個」という権利の、新たな形式を開発したい。それは海へと流れ込むことを忘れられた渋谷川を動力として駆動する、忘却の旅(エクスプローラー)である”――布施琳太郎
ウェブページを「会場」とした展覧会《隔離式濃厚接触室》(詩人・水沢なおとの二人展)を開催し、大きな注目を集めたアーティスト布施琳太郎。
翌2021年、布施琳太郎は、600ページにおよぶ冊子を「入場券」として配布し、1フロア1,200平方メートルの造船所跡地をめぐる展覧会《沈黙のカテゴリー》のキュレーションを手がけ、若手アーティストや批評家、詩人、学究の協働によって、ソーシャルメディアによって失われた「言葉」の奪還を試みた。
そして今年2022年5月、製本工場跡地ビルの6フロアを使い、自身を含む総勢17名の作品を展示した展覧会《惑星ザムザ》は、10日間(延長2日間を含む)の会期中に4,800人を動員し、布施琳太郎によるキュレーションは「現象」になった。
本展は、アート界の風雲児・布施琳太郎によって「個へのレクイエム」として企図され、個展の概念を葬り去る「最後の個展」である。
<参考作品>
展覧会記念商品
DOMMUNEにて展覧会開催記念番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》
《布施琳太郎Presents「個なき孤独」》アーカイブ公開決定!
8/12(金)にDOMMUNEで配信された布施琳太郎個展「新しい死体」開催記念番組《布施琳太郎Presents「個なき孤独」》が、8/26から展覧会最終日8/29までの4日間、期間限定でアーカイブ公開決定!
出演:布施琳太郎、卯城竜太、宇川直宏、仲山ひふみ、布施英利、八木幤二郎/LIVE:大森靖子
SUPER DOMMUNE(渋谷PARCO 9F)にて、本展開催の記念番組《布施琳太郎presents「個なき孤独」》を8月12日(金)19:00-23:30に配信を行いました。
■チケット申し込み(終了しました)
ソーシャルディスタンシング超限定40人スタジオ観覧予約
⇒チケットのお申し込みコチラ
■日時
2022年8月12日(金)19:00-23:30
■場所
SUPER DOMMUNE(渋谷PARCO・9F)
■出演
布施琳太郎(アーティスト)、卯城竜太(アーティスト/Chim↑Pom from Smappa!Group)、宇川直宏(“現在”美術家/DOMMUNE主宰)、仲山ひふみ(批評家)、布施英利(東京藝術大学美術学部教授)、八木幤二郎(グラフィックデザイナー)他、豪華GUEST
布施琳太郎展「新しい死体」開催記念番組 布施琳太郎+水沢なお「禁止された領域の解放」@SUPER DOMMUNE
SUPER DOMMUNE初の6連続「帯」番組!!!
PARCO MUSEUM TOKYOにて個展『新しい死体』を開催し話題沸騰のアーティスト・布施琳太郎が、『隔離式濃厚接触室』を共にした詩人・水沢なおと徹底対談。
2020年4月9日、最初の緊急事態宣言が発令された直後にリリースされた『隔離式濃厚接触室』は「ひとりずつしかアクセスできないWebページ」を会場とする展覧会としてインターネットのなかに突如現れた。この展覧会を起点として交流がはじまった二人が、それぞれの制作や執筆について徹底的に語り尽くす。これは言語とイメージの新たなる中間領域へと人々を誘惑し、今日の芸術が失った「禁止された領域」にアクセスする術を薄皮を剥ぐように探る15分×6夜の連続ストリーミングだ。
過去の前衛芸術とは異なる、繊細で静謐な若きアーティストと詩人による語り合いは、なにかを暴露するのとは異なる仕方で、秘められた現実を作品世界へと盛り込む技術を模索するだろう。
それぞれにとっての理想の身体から絵観、詩、日本語、生殖、死体、家族、創作のモチベーションにいたるまで、作り手同士のリアルな声が交差し、連鎖する。
配信スケジュール(全6回/各回15分)
<EPISODE 1> 8月17日(水) 18:40-18:55 (再放送/24:10-24:25)
<EPISODE 2> 8月19日(金) 18:40-18:55 (再放送/24:10-24:25)
<EPISODE 3> 8月20日(土) 19:40-19:55 (再放送/24:10-24:25)
<EPISODE 4> 8月23日(火) 18:40-18:55 (再放送/24:10-24:25)
<EPISODE 5> 8月24日(水) 18:40-18:55 (再放送/24:10-24:25)
<EPISODE 6> 8月25日(木) 18:40-18:55 (再放送/24:10-24:25)
詳しくはコチラからご確認ください。
⇒https://www.dommune.com/
街頭ビジョンにて会期中日没に合わせ映像作品を公開
渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンにおいて、会期中の日没時刻に合わせ映像作品を放映します。
●グリコビジョン渋谷
●日時:8月11日(木祝)-8月29日(月)
各日18:35頃放映予定
●放映作品:いつまでも明け続ける夜のなかで / In Recursive Dawning
Artist Statement
ひとつの空間に与えられた言葉として「新しい死体」は強すぎるかもしれない。しかし今の僕が考えたいこと、そして表現したいことを一言で述べるなら、この言葉しかなかった。
「死体」はあまりに美術史的な言葉だと思う。「芸術」という言葉が西洋から輸入されたものだとしたら、その起源を考えるときに僕の脳裡をかすめるのは、フランスやイタリアのミュージアムに絵画や彫刻として陳列された夥しい量の死体のことである。それは美術解剖学の専門家だった父の仕事道具である解剖図や骨格標本などが、生まれ育った実家に並べられていたせいで抱いた美術史の印象なのかもしれない。しかしそれでも、僕にとっての美術史とはまず描かれた死体たちである。
死体とは、なにものかが不在に到達することによってのみ可能な、存在の形式である。それは僕がこれまで思考を重ねてきたインターネットを通じて出会い/別れる人々の身体の、もうひとつの可能性だ。
この展覧会を準備するなかで、ちょうど100年前に書かれたひとつの小説を読み直した。芥川龍之介による短編小説『藪の中』である。その中心にあるのはひとつの死体で、小説は死体についての4つの目撃談と、3つの殺害の告白によって構成されている。覆せないのはひとつの死体があることだけで、読み込めば読み込むほどに、その死因は霧散していく。死体の死因は、謎のまま放置されている。
『薮の中』において芥川龍之介は、物語内の真相や目的を組み立てる主体ではない。むしろ、そこでうつりかわる女の印象や殺害の理由、そして恥や嫉妬といった行動原理が、それぞれの発言のあいだで浮遊していく。ひとつの死体を理由としてのみ展開し、作者すら置き去りにしていく劇的独白。
「新しい死体」は、こうして霧散し、不在にいたる個についての個展である。
布施琳太郎
Artist profile
●布施琳太郎プロフィール
1994年、東京生まれ。アーティスト。恋愛における沈黙、情報技術や詩によってアナグラム化された世界、そして洞窟壁画において変質する形態についての思考に基づいて、iPhone発売以降の都市で可能な「新しい孤独」を実践。絵画やテキストによる描写、展覧会や映像の編集などを、アーティスト、詩人、デザイナー、研究者、音楽家、批評家、匿名の人々などと協働して行っている。主な個展に「すべて最初のラブソング」(2021/東京・The 5th Floor)、「イヴの肉屋」(2022/東京・SNOW Contemporary)、参加企画展に「ニュー・フラットランド」(2021/東京・NTTインターコミュニケーションセンター[ICC])、「新しい成長の提起」(2021/東京藝術大学美術館)、「身体イメージの創造――感染症時代に考える伝承・医療・アート」(2022/大阪大学総合学術博物館)、キュレーターとしての展覧会企画に「iphone mural(iPhoneの洞窟壁画)」(2016/東京・BLOCK HOUSE)、「新しい孤独」(2017/東京・コ本や)、「ソラリスの酒場」(2018/横浜・The Cave・Bar333)、「The Walking Eye」(2019/横浜赤レンガ倉庫一号館)、「隔離式濃厚接触室」(2020/ウェブページ)、「沈黙のカテゴリー」(2021/名村造船所跡地[クリエイティブセンター大阪])、「惑星ザムザ」(2022/東京・小高製本工業跡地)などがある。
公式サイト: https://rintarofuse.com/
2022/08/11 (木) - 2022/08/29 (月)
布施琳太郎 個展 「新しい死体」
RINTARO FUSE SOLO EXHIBITION “DEAD CORPUS”
PARCO MUSEUM TOKYO